2011年7月20日水曜日

Sonyを襲ったハッカー集団Anonymous

Sonyがハッカーに攻撃されたことは記憶に新しい。

SonyはこれまでPS3にLinuxをインストールすることを黙認してきた。
(Linuxがあるとソフトをコピーすることが可能になる(らしい))
ところが、Sonyは2010年にそれを無効化した。
それに対抗してドイツ人のあるハッカーが新PS3でLinuxをインストールする方法を開発し、
Webで公開したところ、Sonyに訴えられたのである。
それに怒ったAnonymousがSonyを一斉に攻撃した。
「きちんとお金を払いPS3を買ったのだから自分でカスタマイズして使用したい。その情報を公開し、皆で共有することは公共の益になる。なぜ一企業の私欲のために訴えられなければならないのか?MicrosoftだってOpenofficeに対し訴訟していない。」
というのが彼らの主張。


Anonymousが実際に行った過去の業績には以下のようなものがある。

★エジプト政府
エジプト政府はインターネットを通じて民主運動が広がることを防ぐためにインターネットをブロック。それに対する報復。

★VISA、MasterCard
Wikileaksへの寄付金の支払いをストップしたため。そのための報復。
http://voices.washingtonpost.com/blog-post/2010/12/mastercardcom_hacked_by_wikile.html

彼らAnonymousの着けているお面は映画「V for Vendetta」で出てくる主人公のお面。
「Vフォー・ヴェンデッタ」における近未来のイギリスは、ヨーロッパ大陸における局地的な核戦争の結果、独裁的な政権が力を得て国の支配権を掌握した全体主義国家になっている。その姿はマスメディアは政府にコントロールされ、秘密警察が横行し、マイノリティや同性愛者がすべて強制収容所へ送られてしまうなどナチス・ドイツを連想させる。
主人公はこの世界では市民を開放するテロリストであり、政府施設を次々と爆破していく。

Anonymousはたとえ報復手段が正当でなかったとしても必要悪と考え、市民が権力(資本主義や巨大悪企業、インターネットを規制しようとする者達、自由を・・・等) から解放されることを目的としているようだ。
同じ必要悪ならAnonymousのほうが日本のヤクザよりもずっと我々のためになる。
なぜなら彼らは自分たちの組織の利益を目的に活動しているわけではないからだ。

このAnonymousの次なるターゲットはMonsantoである。
この会社は非常に卑劣な会社である。
(詳細は後日)

また、次のターゲットとしてTea-Partyが挙げられている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ティーパーティー運動
この団体は右派宗教団体で、オバマ大統領のかかげた保険制度改革を頓挫させ、米国債デフォルトの危機を引き起こす原因となった団体である。
中心人物 サラ・ペイリン
http://ja.wikipedia.org/wiki/サラ・ペイリン
(こちらも面白い話だが詳細は後日)

Anonymousの敵は常に巨大利権企業・団体である。
資本主義に対して、世界中の人々が少しずつ目覚めている兆候かもしれない。
日本もその流れに遅れないように、このBlogを通じて訴えていきたい。


参考;http://www.geekpage.jp/blog/?id=2010/12/13/2


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